人の痛みが分かる県政を

 新年明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。本年もどうかよろしくお願い致します。皆様のご多幸をお祈り申し上げます。

 一昨年の市長選で敗北し政界から引退を考えましたが、この間、地元自治会の会長さんをはじめ多くの市民の方から、県議会に復帰し市民県民のために頑張ってほしいという激励を多数頂きました。そこで、今一度県政に挑戦することを決意いたしました。 また、市議選には、私の最初の県議選の時からご支援を頂いており、護憲保守の同志であります内記忠敏さんが挑戦されます。私同様、ご理解とご支援を宜しくお願い申し上げます。

私の政治理念 <人の痛みが分かる政治を> 
 政治の使命は、国を守り治安を維持するだけではありません。すべての人に、人間らしい生活を保障するところにあります。大企業や業界団体の支援を受けた自民党はもちろん、大労組・連合などの支援を受けた政党では、官民格差是正や原発ゼロ等本当に国民のためになる政策を出せません(経営コンサルタント大前研一)。また、格差解消の立場から、自民党以外の政党を支持したくても、支持できる政党がないのが現実です(橋本健二早大教授)。

1 官民格差(1.6倍)・正規非正規格差(2倍)など格差是正
 以前、県職員についても、国同様平均7.8%程度の給与削減をすべきと訴えました。船橋市は実施しませんでしたが県は、13年4月から9か月間だけですが、削減(試算では約150億円)が実施されました。
 国税庁は、一昨年の民間企業の平均給与を432万円と発表しました。一方、県職員の29年度の平均給与は、なんと715万円とのこと。相変わらず280万円以上の開きがある。あまりにも官民格差がひどすぎます。15%削減すべきです(高橋洋一嘉悦大教授)。
 身分が保障されている上に、給与が高いのでは、公務員は優遇され過ぎと言わざるをえません。これからも官民格差の是正に取り組み、捻出された財源を福祉の充実や子育て支援に充てるよう求めてまいります。

 現代の日本社会は、もはや「格差社会」などという生ぬるい言葉で形容すべきではない、それは明らかに「階級社会」であると(橋本健二早大教授)。問題は、近年、労働者階級の中で正規労働者(就業者の35%、平均年収370万円)と非正規労働者の格差が大きくなっており、非正規労働者を一つの階級(アンダークラス)と呼ぶべき層があることです。この層の比率は実に約15%、930万人にも及び、年収は186万円と極端に低く、貧困率は38.7%で逆に極端に高いことです。未婚率(男性)は66.4%で少子化の一因ともなっています。格差社会の克服が必要です。
 政治は何のためにあるのでしょうか。全ての人に人間らしい生活を保障するためにあるのではなかったのでしょうか(憲法25条)。貧困と格差が広がる今、人の痛みが分からない政治家、弱者への視点を持たない政党など要らないと言わなければなりません。 

2 待機児童解消・単身高齢者支援
 少子高齢化の問題は、国と自治体そして民間団体が一致協力して取り組まなければなりません。少子化対策としては、安心して子供を産み育てる環境を整備することが大切で、保育園の待機児童解消は喫緊の課題です。不妊症・不育症対策にも力を入れます。
 単身高齢者が今後急速に増えます。安心して暮らせるよう対策が急がれます。また、待機高齢者解消のため、特養はじめ各種高齢者施設の増設に取り組まなければなりませんが、三大都市圏の周辺は、土地も比較的安く、雇用の創出につながります。

3 地域資源を活用して経済活性化
 自然エネルギー、医療、福祉(保育園や特養施設)、農林漁業、観光等、将来の成長が期待できる分野に積極的に投資し、雇用の拡大を図る。

4 道路の渋滞解消、歩道整備
 湾岸とりわけ渋滞のひどい船橋市域の357号の渋滞解消策として、県道千葉船橋海浜線の高瀬町部分と潮見町船橋市道を橋一本でつなぐことにより、二俣交差点へと抜け、東関道や外環道へつなげることが考えられます。私は、これを仮称船橋バイパスと名付けていますが、国道357号やさらには国道14号など国道渋滞解消のためであり、国に負担を求めてよいと考えます。

5 受動喫煙防止条例、男女共同参画条例の制定
 国内では、たばこを吸わないのに受動喫煙の影響で年間1万5000人が亡くなっています。また、47都道府県中、千葉県だけ自民党の反対で、男女共同参画条例がありません。

6 議員の海外視察中止、年金復活反対、定数と報酬削減、その他
 船橋市の人口は、千葉県の十分の一。県議の定数は7名ですので、県全体では、70名で足りることになります。また、多すぎる議員報酬も、一般公務員同様15%削減すべきです。
 その他、県民要望の多い災害対策、都市農業・漁業の振興 観光振興で雇用創出 振り込め詐欺など犯罪対策の推進、など。